妊娠線と肉割れは違う?

妊娠線・肉割れ(線)・脂肪割れ(線)・肌割れ・皮膚割れ・ストレッチマーク、名称は様々ですが、実はどれも医学的には共通の症状を指す言葉です。

 

最も有名なのは最初に挙げた妊娠線で、妊婦のお腹が大きくなるにつれお腹の周りに表れる、赤または白っぽい筋のような亀裂を意味します。出産経験者であればすぐに何のことか理解できるでしょう。

 

そして同じような症状はお腹以外の場所にも、そして妊婦以外の人にも表れます。思春期の若者や独身者さらには中年の男性であっても、身体の様々な場所に表れる筋状の亀裂に悩んでいる人がたくさんいるのです。

 

しかし、妊娠によるものではないのに「妊娠線ができた」というのは言葉の意味として少々おかしいですし、対象が女性の場合はあらぬ誤解を招く恐れもあります。そのような訳で、妊娠に由来する症状でない場合には肉割れまたはストレッチマークという呼び方がされるのです。

 

そうなると、妊婦のお腹に表れた症状に対しては妊娠線という呼び方しかしてはいけないのでしょうか。もちろんそんなことはありません。最近ではいわゆる妊娠線のことも肉割れとかストレッチマークと呼ぶことも多くなってきました。

 

それでも妊娠中にできた紫色や赤い色の亀裂のことを「新妊娠線」、出産後少し時間が経って亀裂が白くしわのようになったもののことを「旧妊娠線」と呼ぶなど、妊娠線という呼び方はまだまだ健在です。

 

妊娠線とセルライト、正中線の違い

 

妊娠線と肉割れは基本的には同じものということが分かりましたが、セルライト正中線はそれらと別のものを指すので注意が必要です。とくに肉割れとセルライトは表れる場所や条件が似ているため、間違って認識されやすいようです。

 

しかし亀裂や筋が表れる肉割れに対してセルライトは皮膚表面がぼこぼことした状態を指し、発生のメカニズムが全く異なっています。

 

また、妊娠線と同じ時期にお腹に表れることの多い正中線も、妊娠線とよく混同されますが全くの別物です。

 

正中線は妊娠とは関係なく生まれた時から持っているもので、顎の割れ目や鼻の下の筋も正中線の一種です。妊娠によって正中線がおへその上下に伸びるように表れることが良く知られていますが、それは妊娠によるホルモンバランスの変化でメラニンが濃くなったことが原因です。

 

一度できるとなかなか消えない妊娠線とは異なり、正中線は産後ホルモンバランスが元に戻ると消えるかほとんど目立たなくなります。

 

このように呼び方が様々あるとしても発生のメカニズムが同じ妊娠線と肉割れは、対処法も共通です。ですから肉割れの解決法が見つからないとお悩みの方も、妊娠線の改善法を利用することができるのです。